javascript window.focusが効かない場合の対策
window.focusが効かない場合の対策を紹介したいと思います。
要件
・印刷機能で、全ての帳票を同一のウインドウ(タブ)で出力し、フォーカス(focus)すること
実現方法その1:ChromeはOK
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$("#print").on("click", function() { var sub_win = window.open("帳票出力URL", "_pdf"); sub_win.focus(); }); |
上記の実装は、昔のブラウザなら、問題なく、正常に動いていましたが、最近のメジャーブラウザは、window.focusをサポートしないため、実行すると、window.focusの部分は全く効かない、javascriptエラーが発生してしまいました。(2019年7月17現時点で、Chromeが問題なく、動いている)
企業社内WebアプリケーションシステムはIEを使っているケースが圧倒的に多いため、この方法では、今の時代はもう使えません。
実現方法その2:ほぼOK
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var sub_win; // グローバル変数宣言 $("#print").on("click", function() { if( sub_win === undefined){ sub_win = window.open("帳票出力URL", "_pdf"); //1回目:新しいウィンドウ(タブ)を開く、初回なので、自動的フォーカスされる }else{ sub_win.close(); sub_win = window.open("帳票出力URL", "_pdf"); //2回目以降:対象ウィンドウ(タブ)が既に存在した場合、クローズしてから、ウィンドウ(タブ)を開く。(クローズしないで開くと、フォーカスされない場合がある) } }); |
上記の実装は、最近のメジャーブラウザでは、正常に動いていますが、IE(Edgeも?)ではたまに、フォーカスされない場合があるので、この方法は、社内システムに向いていないですね。
実現方法その3:EdgeはNG
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$("#print").on("click", function() { window.open("about:blank", "_pdf").close(); window.open("帳票出力URL", "_pdf"); }); |
この実現方法は、すごくシンプルで、筆者が大好きですが、なぜかEdgeは、10回に1回くらい、新しいウィンドウを開けなかったり、javascriptエラー(SCRIPT16386:インターフェイスがサポートされていません)が発生したり、しましたので、Edgeサポートも必要のシステムにおいて、この方法は使いません。
実現方法その4:OKですが、微妙
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$("#print").on("click", function() { var sub_win = window.open("about:blank", "_pdf"); setTimeout( function () { if( !sub_win.closed ){ sub_win.close(); window.open("帳票出力URL", "_pdf"); } }, "800" ); }); |
実現方法その3の対策版です。実現方法その3は、非同期処理の原因で、処理のスピードによって、たまに不具合が発生するのではないかと考えて、setTimeoutを入れて、0.8秒を待った後に、次の処理を行うことを試したら、Edgeで50回くらい印刷しても、問題なく、動作しました。
Timeout時間は0.8にしろか、1秒にしろか、皆さんのご自身に調整してみてください。(筆者の場合、最初0.5秒にしましたが、また同じ不具合が発生しましたため、0.8秒にしました。)
まとめ
いかがでしょうか。javascriptでwindow.focusが効かない場合、ほかの実現方法をご理解されたでしょうか。4つの実現方法をここに挙げましたが、もっといい方法はまだあるはずと思います。例えば、Promise。皆さんに完璧な実現方法があれば、是非筆者にご連絡ください。
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