TCPDFのバージョンを確認する方法

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TCPDFとは

TCPDFとは、PDFファイルを生成できるPHPライブラリです。
帳票印刷機能などによく使われます。GNU-LGPLライセンスなので、無料で自由に使えますが、その一方、TCPDFライブラリを使って、苦労して素晴らしいソフトウェアのソースを世の中に公開したくない場合、要注意です。

前説

ソフトウェア開発において、特に、大中規模のWEBアプリケーショ開発において、システム要件定義の段階で、ミドルウェアのバージョン情報の記載が必要となるかと思います。何故、ミドルウェアのバージョン情報が必要となるかというと、一番大きな理由として挙げたのは、セキュリティのためです。将来に使っているミドルウェアに何かの脆弱性が発見された場合、バージョンが分かれば、早急対応できることより、お客様に今使っているミドルウェアのバージョンは安全で、ご安心くださいということは一番大きいではないかと思います。
今回、筆者が担当しているプロジェクトは、TCPDFのバージョンを要件定義書に記載する必要となり、TCPDFのバージョンを確認する方法と調べる方法の考え方を紹介したいと思います。

考え方その1

ソフトウェア開発において、バージョンの管理が当たり前のことなので、特に、世の中に公開するソフトウェアは、バージョン管理しないと、使う側も作る側もだんだん自分がどの断面のソースを使っているか、分からなくなるという問題が出てきます。
ですので、バージョンは必ず、どこかの分かりやすいソースファイルに記載してあるはずです。もし自分が世の中に公開するソフトウェアを作りたい、バージョンを管理したい場合、どこのソースファイルに記載すれば一番いいのかという、作る側の立場から考えると、一番いい場所は、作ったソフトウェア名前のソースファイルだと、自然にその答えが出てくると思います。
そう、今回は、筆者も同じように考えて、早速、【tcpdf.php】みたいファイルをライブラリフォルダの直下にあるかを調べました。思った通り、ありました!

TCPDFのバージョンを確認する方法、その1:ソースファイルを調べる

【tcpdf.php】ファイルの中に、先頭部分に、【Version】とう注釈があります。そこに記載してある数字が、TCPDFのバージョンです。
この数字は本当に正しいバージョンですかを裏付けしたいため、その数字をキーボードとして、ライブラリフォルダの直下で全文検索すると、もう一か所に記載されることが分かりました。
それは【考え方その2】に紹介したいと思います。

考え方その2

ソフトウェアなので、必ずバージョンを取得するメッソドを用意しないと、前述の通り、バージョン情報が分からなくなります。特に、ライブラリやツールなどのミドルウェアにおいて、バージョンを取得するメッソドを用意しないと、このソフトウェアを使っても大丈夫?とう不安が使う側に出てくると思います。
同じように、作る側の立場から考えると、バージョンを取得するメッソドを用意すれば、メッソド名を何をすれば、分かりやすいかというと、【getVersion】みたいな名前が自然に頭の中から出てくると思います。
そう、【考え方その1】で、調べた結果、【tcpdf.php】に記載してあるバージョン情報は、【tcpdf_static.php】の【getTCPDFVersion】メッソドにも記載してあることが分かりました。

TCPDFのバージョンを確認する方法、その2:バージョンを取得するメッソドを調べる

【include\tcpdf_static.php】ファイルの中に、【$tcpdf_version】とう変数がありまして、その変数の値がTCPDFのバージョンです。
【$tcpdf_version】変数が【getTCPDFVersion】メッソドに使われるため、【getTCPDFVersion】メッソドを呼び出したら、TCPDFのバージョンが分かるはず。

考え方その3

めんどくせー、人類は、既にインターネット時代に突入しましたので、何か分からない場合、ネットで調べたら、その答えが直ぐに出てくるとう、考え方もありますよね。
そうです。

TCPDFのバージョンを確認する方法、その3:インターネットで調べる

【TCPDFのバージョンを確認する方法】というキーワードで、インターネットで調べたら、その答えはいっぱいが出てきますね。

まとめ

いかがでしょうか。今回は、【TCPDFのバージョンを確認する方法】を紹介しました。TCPDFに限らず、ほかのライブラリ(例えば、smarty)のバージョンを確認したい場合、紹介した考え方で、その答えは出てくると思います。
ちなみに、筆者が使っていたTCPDFのバージョンは【6.2.26】でした。【考え方その1】で、TCPDFのバージョンを確認しました。筆者の場合、それが一番早い方法でした。
それでは!
以上です。

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